「普通の男性」の条件は実はハイスペック?婚活成功のために知っておきたい理想と現実
婚活中の女性の多くが「普通の男性」との結婚を望んでいます。
しかし、その「普通」の定義が、実際には現実とかけ離れてしまっていることをご存知でしょうか?多くの女性が思い描く「普通の男性」像は、現実的にはかなりハイスペックであることが多いのです。
この記事では、婚活女子が求める普通の男性の基準や、本来の普通の男性とはどんな男性か、幸せな結婚をするためのポイントなど、より現実的な視点で結婚相手を探すためのヒントをお伝えします。
記事を読めば、現実と理想のギャップが理解でき、自分にとって本当に大切な条件は何かを見極められるようになるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
普通の男性とは?婚活で求められる条件を見直そう
まずは、婚活女子が考える「普通の男性」の理想と現実について見てみましょう。
婚活女子が考える「普通の男性」の基準
世間で「婚活女子が求める普通の男性の基準」といわれているのが、以下のような条件です。
- 年収500万以上
- 大卒以上
- 身長170㎝以上
- 正社員
もちろんすべての女性に当てはまるわけではありませんが、テレビ番組で話題になったこともあり、実際にこのような「普通」のイメージをお持ちの方もいるようです。
「普通の男性」は実はハイスペック
上記で挙げた条件をすべて満たす男性は、現実的には「普通」ではなく「ハイスペック」な男性です。
ハイスペックであることを理解しないまま高望みな婚活を続けてしまうと、「なかなか結婚できない…」「いつまでも相手が見つからない」という状況に陥ってしまう可能性も。
次の項目からは、「普通の男性」がなぜ高望みであるのかについて、年収・学歴・身長・雇用形態の項目ごとに詳しく見ていきましょう。
年収500万は本当に普通?現実的な年収を考える
※出典:厚生労働省「令和4年分民間給与実態統計調査」
多くの婚活女性が「普通の男性」の条件としてあげる年収500万円以上。しかし、この基準は現実の平均年収に比べると、やや高めです。
厚生労働省の「令和4年分民間給与実態統計調査」によれば、25〜34歳のアラサー男性の平均年収は420〜485万円となっています。
しかし、グラフを見ると男性の年収は年齢が高くなるにつれて上がる傾向にあることがわかります。では、35歳以上であれば年収500万円以上の「普通」の男性が多いのでしょうか?
実は、そうとは限りません。年収について考えるときは、極端に高い年収や低い年収の影響を受けにくい「中央値」もチェックする必要があります。極端に高い年収の人がいるとその影響を大きく受けてしまうためです。
転職サービスdodaが行った調査によれば、男性の年収の中央値(ちょうど真ん中の値)は「420万円」という結果が出ています。(※出典:転職サービスdoda「日本のビジネスパーソンの平均年収は?平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】」)
平均値・中央値のいずれから見ても、500万円以上というのはかなり高めの理想といえるでしょう。
大卒=普通?学歴神話を再考する
「大卒以上」という学歴も普通のように考えられていますが、これも現代社会の実態と必ずしも一致していません。
総務省統計局の「令和2年国勢調査 ライフステージでみる日本の人口・世帯」の卒業者の割合データによれば大学・大学院卒は25.5%で、2020年の大卒の割合は全体の約2割と、大卒者は決して「普通」ではないことがわかります。
身長170cm以上が普通?見た目の条件をどう理解するか
厚生労働省の「令和元年国民健康・栄養調査報告」によれば、26〜29歳男性の身長の平均値は171.8cmで「普通」の条件をクリアしています。
しかし、こちらもあくまで「平均値」です。身長は個人差が大きく、低い人もいれば200cm以上など非常に高身長の人もおり、170cm以上の人が多いわけではありません。
正社員じゃなきゃダメ?雇用形態に対する理解を深める
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によれば、男性の83.8%が正社員という結果でした。雇用形態にも年齢による違いがあり、年齢が高くなるほど正社員率が高くなる傾向にあります。
- 15~19歳……73.8%
- 20~24歳……80.6%
- 25~29歳……86.2%
- 30~34歳……84.1%
約8割以上の男性が正社員であるため、正社員という条件だけであれば該当するお相手は少なくないといえるでしょう。
しかしここに「年収500万円以上」「大卒」「身長170㎝以上」といった条件が加わると、当てはまる男性は極端に少なくなってしまいます。
普通の男性の条件を変えられない理由
実は高望みである「普通の男性」の条件を変えられない女性が多いのは、「多くはないものの普通の男性が一定数存在するため」だと考えられるでしょう。
存在しなければ諦められるものの、実際には存在するため諦めきれず、現実的な条件に変えることができないのです。
なぜ結婚につながらないか
では、普通の男性は存在するのにもかかわらず、結婚につながらないのはなぜなのでしょうか?それは、このような条件を満たす男性は人気が高く、すでに結婚している人が多いためです。
また「普通の男性は実はハイスペックである」とお伝えしましたが、ハイスペックな男性はお相手に望む理想も高くなる傾向にあり、その分ハードルは高くなってしまいます。
本来の「普通の男性」とは?
婚活市場で求められるハイスペックな条件とは異なる、「普通の男性」の本来の姿について考えてみましょう。
- 年収……300万円台後半〜500万円台
- 学歴……高卒以上
- 身長……165cm以上
- 雇用形態……正社員が多いが、多様な働き方がある
年収は年齢に応じて変動するため一概にはいえませんが、300万円台後半〜500万円台とある程度幅を持ってお相手探しをすると、出会いのチャンスを増やせます。
学歴・身長・雇用形態も同様で、自分にとって本当に重要な条件でなければこだわりすぎないのがおすすめです。
幸せな結婚をするためには
幸せな結婚をするためも、以下のポイントを押さえた婚活がおすすめです。
- 妥協ではない妥当を考える
- いい出会いをするためには結婚相談所を活用
- 第三者のカウンセラーの意見を聞いてみる
それぞれ詳しく解説します。
妥協ではない妥当を考える
幸せな結婚を実現するためには、「妥協」ではなく「妥当」な選択をすることが重要です。妥当な選択とは、本当に大切な条件を見極め、自分に合った現実的な選択をすることです。
全ての条件を完璧に満たすお相手を探すのはとても難しいことです。理想ばかり追い求めるうちに、結婚のチャンスを逃してしまいかねません。
まずは、「自分が結婚で最も重視する点」を明確にしましょう。
極端な例ですが、「いつも笑顔の絶えない幸せな家庭を築きたい」と願う女性が、「高年収だが忙しくてほとんど家に帰れない男性」と結ばれた場合、幸せな結婚生活を送れるでしょうか?
理想にばかりとらわれてしまうと、本当に大切なものを見失ってしまいがちです。自分にとっての「妥当」について考えてみましょう。先輩夫婦の「結婚の決め手」を参考にするのもおすすめです。
いい出会いをするためには結婚相談所を活用
「それでもどうしても条件にこだわったいい出会いをしたい」という場合は、結婚相談所の活用がおすすめです。
実は、結婚相談所の男性会員の年収は500〜699万円台が最多となっています。また、700〜999万円、1,000万円〜と高収入の男性も数多く在籍しています。
また、結婚相談所は全員が結婚を目的として活動しており真剣度が非常に高く、結婚までのスピードが早いことも特徴です。
【関連記事】
→アラサー女子の婚活成功ガイド:婚活適齢期の魅力と成功のカギ7点
→【徹底調査】40代女性のマッチングアプリの現実とは?出会いを成功させる戦略&おすすめ婚活法
第三者のカウンセラーの意見を聞いてみる
自分一人で考えていると、どうしても偏った見方になってしまいがちです。そこで、第三者の視点として、婚活カウンセラーの意見を聞くことをおすすめします。
婚活カウンセラーは、今まで多くの男女を幸せな結婚に導いてきた婚活のプロです。
あなたの希望や条件を客観的に分析し、現実的なアドバイスや自分では気づかなかった良い点、婚活成功のための改善点を指摘してくれるでしょう。
まとめ
世間の女性がイメージする「普通の男性」は、実はハイスペックで、すべてに該当する男性はごくわずかです。
もちろん理想を掲げることは悪いことではありませんが、現実を見ずに理想ばかり追い求めていては、結婚のチャンスが遠のいてしまう可能性もあります。
世の中がイメージする「普通」ではなく、あなたにとって本当に大切な条件を満たすお相手を見つけることが大切です。
「婚活が長引いてしまっている」「どうしても条件を絞れずなかなか相手が見つからない」などお悩みの方は婚活カウンセラーへの相談がおすすめです。
100年を超える歴史を誇るピップが運営する『P!っと縁結び』では、婚活カウンセラー資格保有者による手厚いサポートを行っています。
国家資格であるキャリアコンサルタントの資格保有者も在籍しており、婚活を含めたキャリアプランのご提案も可能ですので、婚活でお悩みの方、結婚相談所の利用をご検討中の方はぜひお気軽に無料相談をご利用ください。