年の差婚の理想の年齢差は?メリットデメリット・結婚の現実&成功の秘訣を解説
「年の差があっても幸せな結婚生活を送れる?メリットやデメリットって?」
「どのくらいの年の差が理想なのか知りたい」
「年下や年上と結婚したいが、現実的に可能なのか?」
近年、芸能人の年の差婚が話題になることも多く、実際の夫婦の年齢差はどのくらいなのか、また年の差婚にはどんなメリットやデメリットがあるのか気になっている方も多いでしょう。
この記事では、実際の統計データから見る年の差婚の現実、年の差カップルの成功の秘訣、年の差婚のメリットデメリットについて解説します。
また、結婚の年齢における理想と現実のギャップ、年の差婚を目指す男性へのアドバイスもご紹介しますので、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
INDEX
年の差婚の現実とは?実際の年の差婚の統計データ
「年の差婚」という言葉に明確な定義はないため、何歳からが年の差婚なのかと気になっている方も多いでしょう。
ここでは、「独身の男女が思う理想の年齢差」そして「結婚した夫婦の実際の年齢差」のデータをご紹介します。
独身の男女が思う理想の年齢差
まずは、理想の年齢差についてです。
国立社会保障・人口問題研究所の「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、独身男女が希望する結婚相手との年齢差は多い順から以下のようになっています。(2015年のデータ)
男性 | 女性 |
同じ歳(41.8%)1〜2歳年下(14.9%)5〜6歳年下(14.5%)3~4歳年下(13.6%)7歳以上年下(8.5%)年上(6.7%) | 1〜2歳年上(29.6%)同じ歳(28.4%)3〜4歳年上(20.6%)5~6歳年上(12.0%)7歳以上年上(5.6%)年下(3.9%) |
男性の1位は「同じ歳(41.8%)」、2位は「1〜2歳年下(14.9%)」でした。女性の場合は1位は「1〜2歳年上(29.6%)」、2位は「同じ歳(28.4%)」となっています。
男女で違いがあるものの、男性の56.7%、女性の58%と「同じ歳〜2歳差(年上もしくは年下)」が半数以上を占めており、年齢の近いお相手と理想とする人が多い傾向にあることがわかります。
理想の年齢差は時代でも変化しており、近年は男女ともに年齢が近いお相手を希望する割合が増えています。
※出典:国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」
【理想の年齢差の傾向まとめ】
- 男女ともに同年齢〜2歳差が半数以上(現代になるにつれ増加)
- 年の差が大きくなるほど割合が少なくなる
- 男性は年下、女性は年上を好む傾向
- 男性は「年上」の割合が最も少なく、女性は「年下」の割合が最も少ない
結婚した夫婦の実際の年齢差
では、結婚した夫婦の実際の年齢差はどのくらいなのでしょうか?
下のグラフは、厚生労働省の「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率(各届出年に結婚生活に入り届け出たもの)」より、夫婦の年齢差を年代別に示したものです。
※出典:厚生労働省「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率(各届出年に結婚生活に入り届け出たもの)」
最も割合が高いのは「夫婦同年齢(22.3%)」です。(2022年)1970年代は夫が年上の割合が最も高かったものの、現代に近づくにつれて同年齢での結婚が増えています。
【2022年のデータ】
- 夫年上……53.4%
- 妻年上……24.3%
- 夫婦同年齢……22.3%
2022年のデータを見ると夫年上が53.4%となっており、全体の半数は男性が年上のケースが占めています。
理想の年齢差のデータと同じで、実際に結婚している夫婦も同年代もしくは男性が少し年上という結果です。また、近年は「妻が1歳上」も多く見られることも特徴です。
年の差カップルの成功の秘訣!コミュニケーションの重要性
「ジェネレーションギャップ」という言葉があるように、年齢差があると育ってきた環境や経験が異なる場合が多いため、年の差婚では特にコミュニケーションが重要になってきます。
具体的には以下のようなポイントに気をつけましょう。
- 子どもや介護、経済面など将来のことについて話し合っておく
- 「わかってくれる」と思わず言葉でしっかり伝える
- 年齢差のせいにせず、きちんと向き合う
- 相手の意見を尊重しお互いに歩み寄る
- こまめにコミュニケーションを取る
年の差婚でまず考えておきたいのが、子どもや介護についてです。年齢的な問題もあるため、先延ばしにせず早い段階で話し合っておきましょう。
年下女性が求めるものとは?理想と現実のギャップ
男性の中には、年下の若い女性との結婚を希望される方も多いです。
しかしデータが示す通り、女性は同年齢もしくは1〜2歳差の男性を好む傾向にあり、年の差が広がるほど年下女性との結婚は難しくなるというのが現実です。
例えば結婚相談所の場合、年齢差が大きいとお見合いの申し込みをキャンセルされることも少なくありません。
年の差婚のメリットとデメリット
年の差婚には、「心理的な面」と「経済的な面」の両方にメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
・揉め事に発展しづらい・新鮮な気持ちでいられる・経済的に安定している傾向にある | ・価値観の違いや話が合わない(ジェネレーションギャップ)・体力や健康面での差が出やすい・一緒にいられる期間が短くなる可能性がある |
歳が大きく離れていると、その分余裕が生まれ、同年代のパートナーと比べるとケンカになりづらくなります。
また、育ってきた環境や時代が異なることは大きな違いです。お互いに影響し合いながら、新鮮な気持ちで毎日を過ごせるでしょう。
年上のパートナーは経済的に安定している傾向にあり、経済面でも年の差がメリットとなることがあるでしょう。
一方、ジェネレーションギャップや子育て、介護、寿命などといった懸念点もあります。夫婦の将来に影響する大きな問題であるため、事前に十分検討し、二人で話し合っておく必要があるでしょう。
年下女性との年の差婚を目指す男性へのアドバイス
ここでは、年の差婚を目指す男性へのアドバイスをご紹介します。
高収入を活かす
年下女性が年上男性に求めるものとして、経済的安定や精神的な余裕といった「安心感」が挙げられます。
例えば女性20代、男性が40代など年の差が大きければ大きいほど、女性にとっては子育てや老後など将来の経済的な心配は大きくなります。そのため、男性は年齢が高くなるほど求められる年収が高くなる傾向にあるのです。
IBJが公表する『2023年度版成婚白書』の「男性の年収別、成婚相手との年齢差」「年収×年齢の成婚しやすさ -全国 男性-」のデータからも、年収が年齢差や成婚率に大きく影響していることがわかります。
「結婚相手を選ぶ際、年齢差は重要な要素の一つです。特に男性の場合、年収と結婚相手の年齢差には密接な関係があることがわかっています。統計データによると、年収 1,000 万円未満の場合は 5 歳差以内に留まり、1,800 万円を超え ると7歳差程になっており高収入の男性ほど、より若い女性と結婚する傾向が見られます。
※出典:IBJ「2023年度版成婚白書」
柔軟な視点を持つことの重要性
お相手探しの際の理想が高すぎると、条件に該当する女性が見つからなくなってしまいます。年齢がどうしても譲れない条件なのであれば、その他の条件を見直す必要があるでしょう。
また、そもそも「女性は年齢の近いお相手を好む」という前提を考えれば、あまりに年の差が大きいお相手を希望するのは避けた方が婚活の成功率は高くなります。
若いうちは年の差を魅力的に感じても、年月を重ねるうちに気にならなくなることが多いです。結婚はこの先の人生を共に歩むことであり、年齢以上に大切なものはたくさんあります。
この機会に「自分が本当に望む結婚」について改めて考えてみるといいかもしれません。
最終的には年の差よりも一緒にいて幸せかを考えよう
お相手に求める理想が高いほど、自分が求められるものも高くなります。しかし、女性は闇雲に高収入の男性ばかりを希望している訳ではありません。
男性に求める年収の1位は500万〜、2位は400万〜となっており、男性の年間平均給与(令和4年では563万円)を考えれば現実的な数字です。(「婚活では年収の数字を見られている! | 男性の年収別成功への戦略」より)
年の差婚にはメリットもデメリットもありますが、最終的に大切なのは年の差ではなく「一緒にいて幸せか」ということです。年齢にこだわりすぎず、広い視野でお相手探しをすることが幸せな結婚への近道になるでしょう。
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