「結婚するなら妥協は必要？」
「妥協しても幸せになれるの？」
「妥協して後悔しない？」

気になるお相手との結婚について考えたとき、このように悩んでしまう人は多いです。

結婚はこれからの人生を大きく左右するもの。「妥協したくない」という気持ちがあるのは当然ですが、現実に目を背け理想ばかり追い求めていては、大切な出会いを逃してしまうかもしれません。

そこで今回は、『P!っと縁結び』が全国の既婚の男女419名に「結婚の現実と妥協点」を大調査！

結婚相手に妥協したこと、結婚後気にならなくなったこと、結婚後に重要だと思ったことをランキング形式でご紹介します。

記事を読めば、結婚で妥協してもいいポイント・妥協すべきではないポイントがわかり、理想の結婚にグッと近づけます。ぜひ最後までチェックしてみてください。

結婚の際、結婚相手に対して妥協した点はある？

そもそも、結婚でお相手に妥協した人はどの程度いるのでしょうか？男女それぞれの回答を見てみましょう。

調査の結果、「ある」と答えた人が男性は53.3％、女性は50.7％で、男女共に結婚相手に妥協した点がある人が50%以上という結果になりました。半数以上の人は、自分の望む条件からある程度譲歩して結婚を決めたようです。

では残り半数は妥協をしていないのかというとそうではなく、男性の9.9％、女性の17.4％は「わからない」と回答しています。

結婚を決断する際の決め手は人によって異なり、条件以上に相性やフィーリングを重視する人は、そもそも妥協についてあまり考えたことがないのかもしれません。

妥協していないと答えた人は男性で36.8％、女性で31.9％と、全体で見れば妥協していない人の方が少数派という結果です。

結婚相手に対して妥協したことベスト10

ここでは、具体的に結婚相手に対してどのようなことを妥協したのか、ベスト10を見てみましょう。

「結婚相手に対して妥協したことベスト10」のトップは、「容姿（31.7％）」という結果になりました。

優れた容姿はお相手探しの際には目を惹くものの、結婚を考えるうえでは優先順位は高くないと考える人が多いようです。

結婚後、結婚前より気にならなくなったことベスト10

続いては、「結婚後、結婚前より気にならなくなったことベスト10」をご紹介します。

こちらも、「容姿（19.8％）」がトップという結果に。1〜3位までは「結婚相手に対して妥協したことベスト10」と同じ結果です。

ここからは、結果から見えたポイントについて詳しく見ていきましょう。

「容姿」は気にならなくなる人が多い

「容姿」は、最も気にならなくなる人が多い項目でした。

結婚相談所ではプロフィール写真を見ながらお相手を選びますが、容姿だけでは相性が良いかどうかまではわかりません。

いくら見た目が好みでも、相性が悪ければ幸せな結婚生活を送ることは難しいため、容姿は妥協しても問題ないポイントといえそうです。

「性格」はお互いを受け入れやすくなる

一見妥協してはいけないように感じる「性格」も、結婚してみると気にならない人が多い結果になりました。

結婚前は気になっていた性格の違いも、相手の行動パターンや考え方を知ることで、「その人らしさ」として自然に受け入れやすくなるようです。

また、性格は見方を変えれば相手の魅力とも捉えられる部分です。例えば、心配性な性格も場面によっては「慎重な判断ができる」という長所になります。

「収入・経済力」よりも「金銭感覚」が大事

調査結果からは「収入・経済力」以上に「金銭感覚」が大切だと感じている人が多いことがわかります。

確かにお金は生活のために欠かせませんが、高収入でなくとも、結婚生活に必要な安定収入があれば問題なく生活は送れるものです。また、結婚後にキャリアアップすることで収入が増える可能性は十分あります。

一方、個人の金銭感覚は結婚後に大きく変わることはありません。金銭感覚が合わないと、計画的な家計管理ができず生活が苦しくなったり、衝突が増えてしまったりする可能性があるため、妥協しない方がいいポイントです。

「家事の得意度」よりも「家事の協力体制」は重要

結婚して一緒に暮らすうえで重要な家事。結婚前は相手の「家事の得意度」が気になっていたものの、結婚後はお互いの「家事の協力体制」が重要だと感じる人が多い結果になりました。

例えば、苦手な家事はやってもらったり、忙しいときは役割分担を代わってあげたり。

相手を思いやり、一緒に家事をこなそうとする姿勢があれば、家事スキルに高さはそこまで重要ではないようです。

「趣味が合う」かはそれほど気にならなくなる

「できれば趣味が合う人と結婚したい」という人は多いかもしれません。しかし、結婚後は気にならなくなる人が多いようです。

むしろ別々の趣味を持つことで、お互いに一人で過ごす時間を大切にできるメリットもあります。

好きなもの、熱中できるものが共通しているというのは嬉しいことではありますが、結婚ではそれ以上に「嫌だと感じるポイントが同じか」どうかの方が重要です。

結婚後、重要だと思ったことベスト10

結婚前はそこまで重視していなかったものの、結婚してから初めて気づくこともあるもの。

結婚後に大切だと感じたのは、どのような点でしょうか？さっそく先輩カップルの意見をチェックしてみましょう。

「結婚後、重要だと思ったことベスト10」の1位は「金銭感覚（42.0％）」でした。

金銭感覚は「結婚相手に対して妥協したことベスト10」では4位に入っていましたが、「妥協してはいけなかった」と後悔している人が多いことがうかがえます。

ここからは、1〜5位までについて詳しく見ていきましょう。

金銭感覚

結婚後、多くの人が最も重要だと感じるようになったのが「金銭感覚」です。

子育てや教育費用、マイホームや車の購入、将来の貯蓄など長期的な視点でお金を管理するうえで金銭感覚が大きく異なると、深刻な問題に発展する可能性があります。

金銭感覚にズレはないか、ある程度まで交際が進んだらお金のことについても話しておくことが大切です。

真剣交際の進め方とやるべきことについては以下の記事でも解説していますので、よろしければこちらも合わせてご覧ください。

→結婚相談所の真剣交際の進め方＆ルール！話すことリストやスキンシップの疑問も解説

価値観

結婚は、生まれも育った環境も違う二人が一緒になることです。

「価値観」が完全に一致することは難しいものの、基本的な価値観が同じであれば、話し合ってすり合わせていくことができます。

しかし、価値観が大きく異なっていると、十分にわかりあえず、すれ違いにつながる可能性も。

夫婦が価値観の違いを感じる瞬間としては、例えば「休日の過ごし方」「子育ての方向性」「金銭感覚」などがあります。どの程度価値観の違いがあるのか、我慢や受け入れることができるのか、慎重に考えてみましょう。

居心地の良さ

結婚して長い時間を共にする中で、多くの人が「居心地の良さ」の大切さを実感したようです。

どんなに見た目が好みで希望スペックを満たしていても、居心地が悪いお相手だと、一緒にいることがつらくなってしまいかねません。

疲れているときにそばにいて安らげるか、安心感があるか。お相手と過ごす時間の中で、しっかり確かめておきましょう。

収入・経済力

高収入にこだわる必要はないとはいえ、子育てや将来設計を考えれば、安定した収入は欠かせません。結婚後に改めて「収入・経済力」の大切さを再認識した人は多いようです。

「この人と結婚したいから」「好きだから」といった気持ち優先で決めてしまうと結婚後に後悔する可能性があるため、将来についても結婚前にきちんと話し合っておきましょう。

性格

「結婚後、結婚前より気にならなくなったことベスト10」では2位だった「性格」ですが、中には「やっぱり重要だった」と感じている人もいます。

結婚して今まで以上に相手を知れば受け入れやすくなる一方で、どうしても受け入れられない面が出てくる可能性もゼロではありません。

結婚前に相手の性格を十分知ることに加えて、「相手の性格で気になる点を自分が許容できるかどうか」も慎重に考えておく必要があります。

まとめ

結婚相手に対して妥協した点や、結婚してから重要だと思ったことなどについての調査結果を詳しくご紹介しました。

結婚後は、見た目やスペック以上に相手の内面や関係性がより重要視されます。幸せな結婚のためには、お互いを受け入れ、カバーし合うことが大切です。

結婚を決める前に必ず意見交換をし、相手の価値観や感覚を知っておきましょう。

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